トライアスロンの第一人者、上田藍の東京五輪出場に黄信号…負傷で予選大会を欠場

トライアスロンの上田藍(写真はリオ五輪)

トライアスロン競技で、過去3大会オリンピックに出場していた上田藍(シャクリー・グリーンタワー・稲毛インター)の東京五輪出場に黄色信号が灯った。

日本トライアスロン連合は8日、上田が15日より東京・台場で行われる東京五輪予選大会を欠場すると発表した。上田は7月に左足を負傷しており、五輪代表争いから大きく遅れる形に。

上田は五輪ランキングにおいて、日本人トップである13位高橋侑子に次ぎ、24位と日本人2位に付けていた。だが、日本トライアスロン連合が五輪代表選考対象3大会の1つに制定する7月6日の世界シリーズ(WTS)ハンブルク大会では、ラスト300メートルで負傷しており、間もなく行われる選考大会の五輪予選も欠場が確定。

オリンピックのトラシアスロン競技は、開催国枠として男女各2人に出場権が与えられる。日本トライアスロン連合は五輪予選大会を重要視しており、日本人トップでメダルを獲得した場合、代表に選出するとしていたが、上田は今回の負傷で代表出場権獲得のチャンスを逃した形に。

代表選考については2020年3月のWTSアブダビ大会が控えており、この大会に向けて上田は回復に専念し、最後のチャンスに懸けることとなりそうだ。

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