【テニス】ATPカップでエース1本あたり7500円森林火災への寄付…キリオスの呼びかけが発端に

森林火災へのチャリティーを呼びかけたキリオス

オーストラリアのテニスプレーヤー、ニック・キリオスが自国オーストラリア南東部で森林火災が多発していることから、この夏に出場するすべての公式戦で、サービスエース1本あたり200オーストラリアドル(約1万5000円)を寄付すると公表した。

この表明を受け、ATPカップで同じくオーストラリア代表を務める同胞アレックス・デミノーも同調。SNSを通してキリオスに対して「とても良いことだと思う。僕はエースを1本決めるたび250豪ドル(約1万8750円)を寄付するよ。君ほどサービスエースを決めるタイプではないからね」とコメントを返した。

また、先日よりキリオスは森林火災への啓蒙活動及び支援を呼びかけており、ATPカップ主催のオーストラリアテニス協会もこの動きに賛同。3日、大会は公式声明を通してATPカップの10日間に決まったサービスエース1本につき、100豪ドル(約7500円)を寄付することを表明している。

3日開幕となり、12日の閉幕まで10日間行われる予定になっているATPカップ。2020年より新設された新たな国別対抗戦が、思わぬ形で慈善活動に進展しつつある。

日本はこの大会でグループBに属しており、開催地パースで4日にウルグアイと、6日にジョージアと、8日には優勝候補スペインと激突する。

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