2018年のグランドスラム大会、全米オープン決勝で日本の大坂なおみがセリーナ・ウィリアムズ(アメリカ)を下し、初のグランドスラムタイトルを獲得した。この試合は主審に対して不満を示したS・ウィリアムズが激昂。ラケットを破壊し、主審に詰め寄って暴言を浴びせるなど問題行動を見せたことでも話題となった。
それから1年4カ月が経過し、ここにきて改めてその試合の一幕が話題となっている。
この試合でS・ウィリアムズが破壊したラケットを手に入れたボールボーイの学生が、わずか5万円ほどの金額で手放していたことが明らかになっている。アメリカ大手メディア『NBC』によると、そのラケットはオークションサイト『ゴールディンオークションズ』を通し、2万910ドル(約228万円)の金額で落札されたとのこと。
また、壊れたラケットを専門業者に手放したボールボーイは、5万円ほどの価格で手放したことを後悔しているとの報道も。この話は“このボールボーイは大儲けするチャンスを逃した”として、アメリカで大きく注目を集めている。
1981年生まれ、現在38歳のS・ウィリアムズはこれまでグランドスラム大会をシングルスで23度、ダブルスで14度制しており、GSタイトル数は男女通して史上最多の37に達する。そしてオリンピックでは2000年のシドニー大会、2008年の北京大会とダブルスで金メダルを獲得し、2012年のロンドン大会ではシングルスとダブルスの両方で戴冠。五輪の金メダルも4つ獲得しており、歴代最強の女子テニスプレーヤーと呼び声高い。
そんな歴史的な名手であるS・ウィリアムズがグランドスラム決勝で破壊したラケットということもあり、この希少品は230万円にも達する金額で取引されたようだ。