現在、オーストラリア南東部では森林火災による被害が深刻化しており、ニック・キリオス(オーストラリア)の呼びかけによりATPカップでの慈善活動につながるなど、チャリティーの動きが盛んになりつつある。その一方で森林火災の影響も甚大になっている模様だ。
6日よりキャンベラで開催予定だったATPの下部大会、キャンベラチャレンジャーは森林火災による大気汚染の被害が出ていることから、600キロ西に離れたベンディゴでの開催となった。
この大会に参戦予定だった日本のダニエル太郎もベンディゴへの移動を余儀なくされたことを5日、自身のSNSで明かしている。
甚大な被害が続いているこの森林火災では昨年9月より犠牲者の数が23人に上り、すでに1500棟の家屋が全焼。南東部のニューサウスウェールズ州では非常事態宣言が出されるなど、延焼に歯止めがかからない状態が続いていた。この火災は、テニス界にも大きく影響を及ぼしているようだ。