これまでグランドスラム大会を2度制している女子テニス界のトッププレーヤー、現在世界ランキング4位のシモーナ・ハレプ(ルーマニア)が、来年の東京五輪を見据えている。
現地時間21日、ルーマニアメディア『Hotnews.ro』が伝えたところによると、ルーマニアテニス連盟の会長イオン・ティリアック氏が「シモーナはオリンピックに集中するため、フェドカップには行きたくないと語っている」と明かしている。
フェドカップ準決勝でルーマニアは2020年2月、ロシアと戦うことが決まっている。ここで勝つとルーマニアは4月に開催されるフェドカップ決勝へと駒を進めることになるが、ハレプはフェドカップの現大会形式に不満を示していたこともあり、同大会の参加に乗り気ではないようだ。
フェドカップを回避し、2020年7月24日~8月9日に日本で行われる東京オリンピックのテニス競技に照準を定めているという。
また、ハレプは2012年のロンドン五輪には出場しているが、シングルス、ダブルスともに1回戦敗退。2016年のリオデジャネイロ五輪ではジカウイルス感染症の恐れから、参戦を見送っていただけに、8年ぶり2度目のオリンピック参戦に並々ならぬ意欲があるようだ。