49er級、49erFX級、フォイリングナクラ17級のクラス別世界選手権が、11月29日からニュージーランド・オークランドにて開催される。日本セーリング連盟(JSF)オリンピック強化委員会はTokyo 2020(東京五輪)の日本代表選考において、同選手権を重要視している。
49er級(男子)の日本代表は、3月にイタリア・パルマで開催された第50回プリンセスソフィア杯大会、5月にイギリス・ウェーマスで開催されたクラス別ヨーロッパ選手権、そしてオークランドで開催されるクラス別世界選手権が選考対象となる。2大会を終えた時点の代表選考順位は以下の通り。
- 1位:高橋 稜(オークランド大学)/小泉維吹(早稲田大学)18点
- 2位:古谷信玄/八山慎司(ともに株式会社エス・ピー・ネットワーク)7点
3大会を終えて最上位のチームが日本代表に内定するが、加えて、ほかの出場国と同等の実力を持つことを示すことが条件となる。具体的には今回の世界選手権で、東京五輪の出場枠「19」以内の順位を収める必要がある。もし条件をクリアできなかった場合、2020年の世界選手権で、出場枠内の順位に入った最上位の日本人選手が、日本代表に推薦される。
49erFX級(女子)の日本代表も、プリンセスソフィア杯、ヨーロッパ選手権、世界選手権が対象となる。2大会を終えた時点の代表選考順位は以下の通り。
- 1位:山崎アンナ(株式会社ノエビア・日本体育大学)/髙野芹奈(株式会社ノエビア・関西大学)23
- 2位:波多江 慶/板倉広佳(ともに株式会社豊田自動織機)9
- -:原田 小夜子/永松瀬羅(ともに株式会社豊田自動織機)0
- -:松苗幸希/齊藤由莉(早稲田大学) 0
49erFX級(女子)の東京五輪出場枠は「21」。今回の世界選手権で38位以内に入れなかった場合は、2020年の世界選手権で、出場枠内の順位に入った最上位の日本人選手が、日本代表に推薦される。
フォイリングナクラ17級(男女混合)は、5月のヨーロッパ選手権、今回の世界選手権、そして2020年2月にオーストラリア・メルボルンで開催される世界選手権が、選考の対象となる。ヨーロッパ選手権を終えた段階での選考順位は以下の通り。
- 1位:梶本 和歌子(橋本総業ホールディングス株式会社)/川田貴章(ミキハウス)6
- 2位:飯束潮吹/畑山絵里(ともに株式会社エス・ピー・ネットワーク)4
- -:深沢瑛里/田中航輝(ともに富士通株式会社)0
フォイリングナクラ17級においても、49er級、49erFX級と同様に、今回の世界選手権で出場枠内の順位に入ることが条件となる。フォイリングナクラ17級の東京五輪出場枠は「20」だ。