スポーツクライミング東京五輪予選最終日|伊藤ふたばが優勝、 森秋彩は5位

1 執筆者 オリンピックチャンネル編集部
東京五輪予選で優勝した伊藤ふたば(写真は世界選手権)

フランスのトゥールーズで開催されているIFSC(国際スポーツクライミング連盟)によるTokyo 2020(東京五輪)のコンバインド(複合)予選会は現地時間12月1日、大会最終日を迎えた。11月29日の予選を勝ち抜いた8選手による女子決勝で、伊藤ふたばが優勝。森秋彩は5位だった。

スポーツクライミング複合種目では、スピード、ボルダリング、リードの3種目の順位を掛け合わせ、そのポイントが少ない選手が上位となる。伊藤はスピードで4位で終えると、ボルダリングでは1位。最終種目のリードでは7位と振るわなかったが、合計ポイント28.00で優勝した。森はスピード8位、ボルダリング2位、リード4位で合計ポイント64.00とし、5位で大会を終えている。

女子決勝結果

1位:伊藤ふたば(日本)28.00pts
2位:ジュリア・シャヌーディ(フランス)30.00pts
3位:ミア・クランプル(スロベニア)49.00pts
4位:ルチカ・ラコベッツ(スロベニア)54.00pts
5位:森秋彩(日本)64.00pts
6位:ユリヤ・カプリナ(ロシア)64.00pts
7位:キーラ・コンディ(アメリカ)72.00pts
8位:ローラ・ロゴラ(イタリア)100.00pts

オリンピック関連情報

日本には男女とも最大2枠の東京オリンピック出場権が与えられており、2019年8月の世界選手権で日本勢最上位となった楢崎智亜(男子)と野口啓代(女子)がオリンピック代表に決まった。残りの1枠について、当初は今大会で6位以内に入った日本勢最上位選手に与えられる予定だったが、10月、国際スポーツクライミング連盟(IFSC)は世界選手権で日本勢2番手の原田海(男子)と野中生萌(女子)が代表に内定したという新解釈を表明した。

この件を巡り、日本山岳・スポーツクライミング協会(JMSCA)が新解釈の取り消しを求め、国際連盟をスポーツ仲裁裁判所(CAS)に提訴するという混乱が起きており、12月2日時点で結論が出ていない。今大会で上位6位内に入った女子の伊藤、森、及び男子の藤井快、楢崎明智はオリンピック予選通過者としてカウントされていない(IFSC公式サイト当該記事参照)。

東京オリンピック代表選手**※**IFSCが11月4日発表(IFSC公式サイトを参照)

【男子】

  • 楢崎智亜
  • 原田海

【女子】

  • 野口啓代
  • 野中生萌
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