【サッカー】U-24日本代表が親善試合に向けた合宿をスタート…強豪アルゼンチンと2試合

文: 川端暁彦

3月22日、Tokyo2020(東京五輪)の男子サッカー競技日本代表候補に当たるU-24日本代表候補が合宿を開始した。U-24アルゼンチン代表を招いて開催される国際親善試合、SAISON CARD CUP 2021(26日・東京スタジアム、29日・北九州スタジアム)に向けてのキャンプとなる。(写真=JFA)

SAMURAI BLUE(日本代表)の森保一監督に代わって今回の合宿で指揮を執る横内昭展監督は、このアルゼンチンとの2試合を「本当に貴重な機会」と捉え、本大会へのシミュレーション、また選手選考の場として活用する構えである。

初日の練習にはMF久保建英(ヘタフェCF)ら欧州組の選手たちがほとんど間に合わなかったため、DF板倉滉(FCフローニンゲン)のみが参加。国内組も、FW田川亨介(FC東京)が日本オリンピック委員会(JOC)での手続きのために遅れて参加となったほか、太ももの違和感を訴えたMF渡辺皓太(横浜F・マリノス)が検査のために不参加となった。

トレーニングは前日の日曜日に多くの選手が試合に出ていたということもあり、軽めの調整メニューに終始。ランニングで軽く汗を流しつつ、ボールを手で使っての簡単なコーディネーションの練習などを行い、負荷の足りない一部の選手は、全体練習後に個人メニューをこなした。

MF堂安律(アルミニア・ビーレフェルト)の負傷に伴って初招集となったFW林大地(サガン鳥栖)は「どの年代でも呼ばれたことがなかったので、呼ばれて正直ビックリした」と率直に語りつつ、昨年12月に当時の僚友だったDF森下龍矢(現・名古屋グランパス)が選ばれた時は、「良い意味での嫉妬も湧いていた。自分が選ばれたいという欲が強くなっていた」とも語る。Jリーグでストライカーとしての結果を残してつかんだ機会だけに、初参加ながら遠慮はない。

練習前には同じく初招集、しかも飛び級招集となった17歳のDF中野伸哉(サガン鳥栖U-18)とともに、選手たちに対して挨拶も行い、気合いも十分の様子だった。

強豪アルゼンチンとの2試合が重要な強化の場となることは当然だが、今回の合宿と試合は新型コロナウイルス感染症(COVID-19)がまん延する中で、隔離環境を作る「バブル」と呼ばれる状態で実施されることとなる。東京五輪も同様の厳しい感染対策が実施される可能性もあるだけに、ピッチの内外でシミュレーションを重ねる場となる。