9日、Jリーグは今後予定されているJリーグの公式戦について、中断期間を延長する方針であることを明らかにした。このプランは12日の実行委員会を経て、正式決定となる見通し。
この日行われた一般社団法人日本野球機構(NPB)と公益社団法人日本プロサッカーリーグ(Jリーグ)が設立した「新型コロナウイルス対策連絡会議」では、感染症の専門家チームによる報告を受け「延長が望ましい」との方向性に至り、今後の対応について協議していた。
Jリーグの村井満チェアマンはメディアの取材に応じ「4月3日の再開を目指して全力を尽くす。伸ばしたと言っても3月25日くらいまでには、4月3日以降のシミュレーションもしなければならない。前例のないことだが、サッカー界をあげてこの難局を乗り切っていきたい」と発言。新型コロナウイルスの感染拡大により、延期していたJリーグ中断期間を、さらに延長する方針を明かした。
2020シーズンの明治安田生命Jリーグは2月21日に開幕した。だが同25日、新型コロナウイルスの影響により、3月15日までの公式戦全94試合を延期する運びに。当初は3月18日再開の予定となっていたが、感染拡大に歯止めがかからないことから、再延期で4月3日の再開を目指すこととなった。
村井チェアマンは今回の動きついて「Jリーグの理念にある『国民の心身の健全な発達への寄与』という創設のときから変わらないとても大事なもの」述べ、国民の健康が最優先であると強調している。