J1ヴィッセル神戸の元日本代表DF酒井高徳が30日、新型コロナウイルスに感染したことが明らかになった。所属する神戸が公表している。
Jリーグでプレーする選手として初の陽性反応となった酒井本人が同日、自身の『Instagram』を通じてコメントを発した。
「今回はサポーターの皆さんや一般の方々、Jリーグ関係者、全ての選手、スタッフ、その家族やご友人に不安とご迷惑をおかけしてしまうことになり、本当に申し訳ございません」
「皆さんが日頃から、一生懸命に予防や対策をされてる中、自分もプロフェッショナルという精神を掲げ仕事をしていることを自覚し、人数の多い場所に行かない、消毒や手洗いをする等、気をつかって生活をしておりました」
「しかしこのようなことになり、大変情けなく思っております」
「今、自分から発信できる事は、コロナウィルスは、本当にどこに潜んでいるかわからないという事です。感染してしまった以上、僕には自分以外の方の感染がないことを本当に心から願うことしかできません…」
「多くの方々にご不安やご迷惑をかけてしまっていること、全ての皆様に心からお詫び申し上げます。大変申し訳ありません」
「幸いにも、単身赴任で家族とは離れて暮らしておりました。家族は現在元気に過ごしております。こういう状態であるのは百も承知ですがそっとして置いて頂けると幸いです。宜しくお願い致します」
「自分は体調も良く元気です。リリース通り味覚と嗅覚の問題だけなので1日でも早く治して皆さんに元気な姿を見せれるように頑張ります」
所属先の神戸によると、酒井は25日夜より体調不良となり、38度の高熱が確認されたという。翌26日からトレーニングを欠席して兵庫県内の病院にて診察を受け、急性上気道炎と診断された。28日になると体温が一時は35.8℃まで低下したが、軽度の頭痛のほか、嗅覚の機能低下を感じたことから、同日に兵庫県内の病院でPCR検査を実施。そして2日後の30日、陽性が判明した。
Jリーグでプレーする選手では酒井が初の感染者となったが、新型コロナウイルスの感染ルートについては現時点で不明とのこと。その猛威は日本国内でも大きな脅威となっている。