スペインメディア『MARCA』が、来季に向けたレアル・マドリーの補強プランについて分析している。
記事では「レアル・マドリーは移籍市場に向けて他のチームよりも良い状態にある」と紹介。新型コロナウイルスに伴う、リーグ中断の影響をそこまで受けていないと強調した。
「財政的には安定しており、ウイルスにもしっかり対処している。今夏はおそらく多額の出費になる補強は多くないだろう。多くの有力選手が在籍しているうえ、トレードや期限付き移籍を効果的にしていることも、有利に働くだろう」
動向については「レアル・マドリーは今、36選手と契約している。次の移籍市場ではおそらく15人ほどが売却、レンタル、トレードなどで去ることになるだろう」と伝え、ギャレス・ベイル、ハメス・ロドリゲスなど構想外のメンバーは放出される可能性が高いと指摘している。久保建英のほか、アクラフ・ハキミ、ダニ・セバージョス、セルヒオ・レギランなど、現在他のチームへ貸し出されている選手たちについても放出や再レンタルの可能性が高いと見ているようだ。
一方で新戦力の獲得については「余剰戦力の売却が進んだ場合、それでようやく新選手の場所を確保できる。バルセロナやアトレティコ・マドリーと異なり、多額の資金を使うこともできるだろう」と紹介。そのターゲットとして有力とされるのが、アーリング・ハーランド、エドゥアルド・カマヴィンガ、ポール・ポグバらになるようだ。
今季はレアル・マドリーから1年間のレンタルでマジョルカに在籍している久保建英。果たしてジネディーヌ・ジダン監督の構想に入り、来季はレアル・マドリーに残留することとなるのだろうか。久保の来季去就は、他の選手の動向に大きく左右されることになりそうだ。