【サッカー】ドイツでも新型コロナが深刻化…11日開催ラインダービー、感染症でブンデス初の無観客試合に

ラインダービーが感染症によるリーグ初の無観客試合に

新型コロナウイルスの感染拡大が世界中で問題となっている中、その影響がドイツサッカー界にも暗い影を落とす結果となった。

これまで日本のJリーグが3月いっぱい試合実施を見送る方針を示していた一方で、ヨーロッパでもイタリアを中心に、スペイン、フランスなどでも感染拡大が深刻化。各国国内リーグだけでなく、UEFAチャンピオンズリーグの試合も無観客試合になるなど、社会問題となっていた。

ドイツでは現在1461人が新型コロナウイルス検査で陽性となり、そのうち2名の死者が出ている。そして現地時間11日に行われるボルシアMGvsケルンの“ラインダービー”が、新型コロナウイルスの影響で無観客試合となることが決定した。

この試合は第21節のカードで、本来は2月9日にシュタディオン・イム・ボルシア・パルクにて行われる予定だった。だが悪天候のため3月11日に延期となっていたが、直前になりリーグ公式が無観客試合で行う決断を下した。

ドイツ連邦保険省のイェンス・シュパーン大臣は、新型コロナウイルス感染拡大に伴い、観衆が1000人以上集まるイベントを当面自粛するべきと勧告。また、ドイツ国内でも多くの感染者が確認されていたこともあり、ドイツ西部のノルトライン=ヴェストファーレン州のメンヒェングラットバッハ市が、それに応じる運びとなった。

11日の“ラインダービー”は無観客試合となったが、この試合は感染症に伴うブンデスリーガ史上初の無観客試合となる。

また、ドイツ国内でもこの問題は深刻化しており、今週末に控えている第26節の各試合も、同様に無観客となる可能性が高いと報じられている。

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