【サッカー】オランダは中止、イタリアは続行…対応が分かれる欧州リーグ

1 執筆者 鈴木花
エールディビジの中止について言及したオランダのマルク・ルッテ首相(写真は2018年、平昌五輪出場選手帰国イベント)

4月21日、イタリア、オランダ、スウェーデンの各国が、新型コロナウイルス(COVID-19)感染拡大によって中断している国内リーグの今後の運営について方針を示した。

オランダのマルク・ルッテ首相は、9月1日まで行政への申請が必要なイベントは禁止されることを発表。プロサッカーリーグも例外なく該当するとし、「9月1日までプロサッカーリーグは行われない」と明言した。オランダサッカー連盟(KNVB)は、6月1日までの中断の後、リーグ再開を予定していた。正式な決定は、金曜日に行われるリーグ参加チームの代表による会合の後に下される。

イタリアのセリエAでは、各クラブの代表が会合を開き、ロックダウン後のリーグ再開を確認した。「政府が認めた場合は、健康および安全面の規則を完全に守った上で、19-20シーズンを終わらせる」ことを、20クラブ間で確認し合ったことが報じられた。水曜日には、イタリア・スポーツ相のヴィンツェンツォ・スパダフォラとの会談の場が設けられる。

スウェーデンでは、6月14日から観客がいる状態で、リーグ戦を再開することが決まった。プロリーグに所属する32クラブの代表が、ビデオ会議でこの日程を確認し、了承した。ドイツは5月上旬、スペインは5月末と、各国のサッカーリーグがそれぞれ再開に向けて動き始めている。

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