ゴルフPGAノーザントラスト最終日:松山英樹はイーグルも実らず、30位タイで大会を終える。

最終日にブレーキが掛かった松山英樹は、30位タイに順位を大きく落とした

現地時間の8月11日、ゴルフの米国男子ツアーのフェデックスカップ・プレーオフシリーズ「ザ・ノーザントラスト」が、最終日となる4日目を迎えた。米ニュージャージー州のリバティーナショナルゴルフクラブ(7370ヤード、パー71)で行われた今大会は、米国のパトリック・リードが制した。

初日から3日連続アンダーパーで最終日を迎えた松山英樹は、最終日で大ブレーキ。終盤の17番ホールのダブルボギーが大きく響き、「72」の通算6アンダーでホールアウト。前日の17位から大きく順位を落とし、30位タイで大会を終えた。6番ホールでイーグルを取ったものの、勢いに乗れずに我慢の展開が続いた。終盤16番のバーディで、4日連続アンダーパーも視野に入ったところでまさかのダブルボギーという悔しい最終日となった。

上位争いでは、大きな変動は見られなかった。優勝は、この日「69」でホールアウトした米国のパトリック・リード。通算16アンダーとし、逃げ切った。2位は、前日と同じくメキシコのアブラハム・アンセル。この日は「69」で終わり、1打差を縮めることができなかった。3位タイには、米国のハロルド・バーナーIIIが、この日も安定したプレーで最終日を「68」で終え、順位を2つ上げた。もうひとりの3位タイには、スペインのジョン・ラームが連日3位をキープし続けた。

この順位を受けて、FedExランクも大きな変動を見せている。優勝したパトリック・リードは、48も順位を上げて2位浮上。今大会2位のアブラハム・アンセルは67位から8位までジャンプアップ、同じく3位に入ったハロルド・バーナーIIIは、73も順位を上げて29位となった。

松山は、現時点で同ランキング33位。わき腹の怪我で今大会を棄権したタイガー・ウッズは、38位に順位を落とした。今季ツアー上位30人が出場できる「ツアー選手権」に出場するためにも、翌週の「BMWチャンピオンシップ」での巻き返しが期待される。

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