【ゴルフ】プレジデンツカップ2日目:世界選抜が6.5-3.5でリード、松山英樹組はウッズ・トーマス組に惜敗

1 執筆者 オリンピックチャンネル編集部
松山英樹はタイガー・ウッズ/ジャスティン・トーマス組と対戦 最終ホールまでもつれたが惜しくも敗れている

米国選抜と世界選抜によるゴルフの大陸別対抗戦、プレジデンツカップ2日目が12月13日、オーストラリアのロイヤルメルボルンゴルフクラブで行われた。これまでの対戦成績は10勝1分け1敗で米国選抜が圧倒しているが、今大会は2日目を終え、6.5-3.5で世界選抜がリードしている。

プレジデンツカップは、アメリカ合衆国出身選手による「米国選抜チーム」と、米国およびヨーロッパ以外の国籍を持つ選手による「世界選抜チーム」によって争われる大陸別対抗戦。米国選抜チームと欧州選抜チームによる対抗戦「ライダーカップ」は、プレジデンツカップが開催されない年に行われる。

フォアサム(1つのボールを交互に打つ)5試合が行われた2日目はシーソーゲームの様相を呈す。世界選抜は1番手のアダム・スコット/ルイ・ウーストハイゼン組が3&2(2ホールを残して3アップ)で勝利すると、2番手は米国選抜が、3番手は世界選抜が白星を挙げた。4番手は松山英樹/アン・ビョンフン(韓国)組とタイガー・ウッズ/ジャスティン・トーマス組の対戦。松山とアン・ビョンフンは米国選抜のエースチーム相手にマッチイーブンで前半を終え互角の戦いを見せるが、最終ホールを取られ惜しくも敗れた。5番手は引き分けとなり、この日は両者2マッチを獲得。トータル6.5-3.5で世界選抜のリードで2日目を終えた。

3日目は午前がフォアボール4マッチ、午後がフォアサム4マッチで行われる。なお、先に15.5ポイントに到達したチームが勝利となる。

2日目結果

  1. ○世界:ルイ・ウーストハウゼン/アダム・スコット 3&2 ×米国:ダスティン・ジョンソン/マット・クーチャー
  2. ×世界:アダム・ハドウィン/ホアキン・ニーマン 1UP ○米国:ザンダー・シャウフェレ/パトリック・キャントレー
  3. ○世界:マーク・リーシュマン/エイブラハム・アンサー 3&2 ×米国:ウェブ・シンプソン/パトリック・リード
  4. ×世界:アン・ビョンハン/松山英樹 1UP ○米国:タイガー・ウッズ/ジャスティン・トーマス
  5. △世界:イム・ソンジェ/キャメロン・スミス 引き分け △米国:ゲーリー・ウッドランド/リッキー・ファウラー

米国選抜チーム

  • タイガー・ウッズ
  • ダスティン・ジョンソン
  • ジャスティン・トーマス
  • マット・クーチャー
  • ザンダー・シャウフェレ
  • ウェブ・シンプソン
  • パトリック・カントレー
  • ブライソン・デシャンボー
  • ゲーリー・ウッドランド
  • トニー・フィナウ
  • パトリック・リード
  • リッキー・ファウラー

世界選抜チーム

  • ルイ・ウーストハイゼン(南アフリカ)
  • 松山英樹(日本)
  • アダム・スコット(オーストラリア)
  • マーク・レイシュマン(オーストラリア)
  • アブラハム・アンサー(メキシコ)
  • リー・ハオトン(中国)
  • パン・チェンツェン(台湾)
  • キャメロン・スミス(オーストラリア)
  • ホアキン・ニーマン(チリ)
  • アダム・ハドウィン(カナダ)
  • イム・サングジェイ(韓国)
  • アン・ビョンフン(韓国)

プレジデンツカップとは?

アメリカプロゴルフツアー機構(PGA)が主催する大陸別対抗戦で、アメリカ選抜チームと世界選抜チームに分かれて争われる。アメリカPGAツアー代表チームとヨーロッパ出生選手のみに限定された団体戦のライダーカップが行われない年に開催される。

第1回大会は1994年で、今回で13回目の開催となる。過去の対戦成績はアメリカ選抜10勝、世界選抜1勝、引き分け1回となっている。なお、唯一世界選抜が勝利した1998年大会では丸山茂樹がMVPを獲得している。

もっと見る