【カーリング】北京五輪予選兼ねる世界選手権が中止…新型コロナウイルス感染拡大で断念

日本からは平昌五輪銅のロコ・ソラーレが出場

1 執筆者 渡辺文重
北京五輪出場枠を巡るレギュレーションも変更される可能性

世界カーリング連盟(WCF)は3月12日、14日からカナダのブリティッシュコロンビア州プリンスジョージで開催される予定だった女子カーリング世界選手権について、中止すると発表。日本からは、2月の日本選手権で優勝した2018平昌五輪銅メダルのロコ・ソラーレが出場予定だった。

WCFは新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の感染が拡大していることを憂慮した結果だと説明している。WCFのケイト・ケイスネス会長は「残念ながら世界選手権を運営することは不可能」とのコメントを発表している。

2020年と2021年の世界選手権における結果をポイント化。その結果、開催国・中国を除く上位7カ国が2022年の北京五輪出場枠を得るとしていた。オリンピック出場権に関しては関係者と検討する必要があり、レギュレーション変更の可能性も示唆した。

なお、スコットランド・グラスゴーで行われる男子の世界選手権(4月12日開幕、日本は出場せず)、カナダ・ブリティッシュコロンビア州ケロウナで開催されるミックスダブルス世界選手権(4月18日開幕、日本からは松村千秋・谷田康真ペアが出場)に関する、開催可否は言及されていない。

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