12日に本戦が始まったウエスタン・アンド・サザン・オープン(米国シンシナティ、ハード、ATP1000)の男子シングルス1回戦で、西岡良仁はジョーダン・トンプソン(英国、世界ランク49位)を7-5、5-7、6-4で下し、2回戦進出を果たした。2回戦では錦織圭と対戦する。
第1セットは互いにサーブをキープできず、西岡は2度先行しながら2度追いつかれるが、3度目のセットポイントをモノにして第1セットを奪う。第2セットも西岡が先にブレークするが、直後に追いつかれると、第12ゲームでブレークを許し、5-7で第2セットを奪われてしまう。
最終セットでは第4ゲームで2つのブレークチャンスを許した西岡だったが、凌ぎ切ると続くゲームでブレークに成功。リードを守り切った西岡が6-4で最終セットを奪い、1回戦突破を決めた。
西岡は2回戦で錦織圭と対戦することが決まった。この2人による直接対決は今回が初めて。日本のテニス界を牽引してきた2人がどのような試合を見せるのか注目だ。
西岡は同大会予選を勝ち抜いての本戦出場。本戦初戦を突破にATPは、「日本のナンバー1対ナンバー2になる」とツイートしている。12日発表された世界ランキングで錦織は5位に浮上。西岡は77位となっている。