8日に行われた男子シングルス4回戦で錦織圭は、世界ランキング58位のミハイル・ククシュキン(カザフスタン)に6−3、3−6、6−3、6−4で勝利し、2年連続の8強入りを決めた。
第2セットを落とした錦織は今大会初めてセットを失ったが、その後は立て直してフルセットマッチは回避。2時間43分で試合を終わらせ、準々決勝へと駒を進めた。
10日の準決勝では、マッテオ・ベレッティーニ(イタリア)を6−1、6−2、6−2で下した第2シードのロジャー・フェデラー(スイス)と対戦する。
錦織とフェデラーの過去の通算対戦成績は、錦織の3勝7敗。直近の対戦は昨年のツアーファイナルで、その際は錦織は勝利を収めている。なお、両者がグラスコートで顔を合わせるのは初めて。
大会公式ウェブサイトはフェデラーの記者会見動画を公開。ウィンブルドンでは初対戦となる錦織については「準々決勝にはエネルギーいっぱいでくるだろうし、タフなゲームになるだろう。最近のグランドスラムでは勝ち上がるのにタフな試合をしてきているけれど、今回は今までとてもイージーだった。バックハンドに関しては最高の選手の一人だし、リターンも素晴らしく、メンタルも強い。ずっと素晴らしい才能だと思ってきた」と語っている。
ATPによると、フェデラーが勝った場合、ウィンブルドン100勝の記録を作ることになる。錦織とフェデラーがグランドスラムで対戦したのは2017年の全豪オープンでの1度のみ。芝コートでの対戦は、2014年ハレで経験している(いずれもフェデラーの勝利)。
男子シングルス準々決勝の組み合わせは以下の通り。
ノバク・ジョコビッチ(セルビア、世界ランク1位)対ダビド・ゴファン(ベルギー、世界ランク23位)
ギド・ペラ(アルゼンチン、世界ランク26位)対ロベルト=バウティスタ・アグート(スペイン、世界ランク22位)
サム・クエリー(アメリカ、世界ランク65位)対ラファエル・ナダル(スペイン、世界ランク2位)
錦織圭(日本、世界ランク7位)対ロジャー・フェデラー(スイス、世界ランク3位)