この夏、アナタの街の盆踊りで踊れるかも? 東京五輪音頭の新バージョン“-2020-”とは

1 執筆者 オリンピックチャンネル編集部
『東京五輪音頭-2020-』は2017年に発表された。様々な面で現代的なアレンジとなっている

Tokyo 2020(東京五輪・パラリンピック)まであと1年を切り、日常生活のなかでも東京五輪の話題が増えつつあるなか、日本の夏の風物詩である「盆踊り」の演目(セットリスト)にも影響があるかもしれない。

1964年の最初の東京五輪に合わせ、「東京五輪音頭」が生まれ、以来同曲は、各地の盆踊りで親しまれてきた。そして今、“新たなバージョン”が存在することをご存知だろうか。

それは東京オリンピック・パラリンピック競技大会組織委員会が2017年に発表した“2020年”バージョンで、曲のアレンジを変えただけでなく、歌詞と振り付けを変更したものだ。

歌詞は原曲の作詞者・宮田隆さんのご遺族および関係者の許可を得た形で、1番の「あの日のローマ」の部分を「リオデジャネイロ」にするなど、現代に合わせた内容に変更。さらに、5番が新規に追加され、オリンピックとパラリンピックの開催を強調したものとなっている。

「東京五輪音頭-2020-」公式サイトでは、石川さゆりさん、竹原ピストルさん、加山雄三さんが唄うミュージックビデオを2017年夏に公開。昨夏には、踊り方のガイド動画と、振り付け図解シートも公開された。

新たな振り付けは、手話的な動きを盛り込んだ意欲的なものとなっており、初心者向けの「ゆうゆう踊ろう」編、踊りに自信のある方向けの「キビキビ踊ろう」編、そして車椅子の方用のガイド動画で確認できる。

新バージョンの普及を進める組織委員会では、全国の公共図書館への東京五輪音頭-2020-のCD貸し出し、盆踊りを運営する自治体やグループ向けへのCD配布を行っているという。

東京五輪・パラリンピックまであと1年となった今年。あなたの街の盆踊りでも「東京五輪音頭-2020-」が踊れる……かもしれない。

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