ローザンヌ2020ユースオリンピック冬季競技大会プレビュー
新競技と各種革新:Olympic Channelが300時間にわたってお届けする第3回冬季YOGの見どころを紹介
ブエノスアイレス2018の成功に続き、ローザンヌ2020へのカウントダウンが始まった。
国際オリンピック委員会(IOC)が本部を置く都市で、大会は2020年1月9日から22日まで開催され、1880人の若きトップアスリートたちが世界各国から参加する。
新競技あり、ブエノスアイレスと同じく同数の男女が出場する新種目あり。
以下でローザンヌ2020の見どころを紹介する
Olympic Channelによる配信
Olympic Channelは13日に及ぶ大会を300時間にわたりストリーム予定。冬季YOG専門チャンネルをolympicchannel.com、YouTube、Amazon Fire、Apple TV、Android TV、Rokuなどのデバイスで視聴できる。
アクション満載のデイリーライブショーではニュース、ハイライト、特集、インタビューを楽しくインタラクティブなフォーマットでお届け。Facebook、Twitter、olympicchannel.comでストリームを楽しむことができ、デイリーOlympic Channel Podcastでもオリンピック界の著名人の見識豊かなインタビューを提供する。
Olympic Channelの配信をFacebook、Twitte、Instagram、YouTubeでフォローし、各種目をよく知ると同時にアスリートと双方向で通信可能。最新のスケジュールや結果、メダル表もolympicchannel.comで確認できる。
編集長のマリー・バーンは、次のように述べている。「ユース冬季五輪は若いアスリートが夢や目標の達成に向かいつつオリンピック精神を体験できる、楽しい舞台」
「Olympic Channelがローザンヌ2020を配信することにより、世界中のファンがYOGを視聴できる。また、オリンピック競技やアスリートに関するデイリーコンテンツの提供を重ねて来夏の東京2020 オリンピックへ向かう、重要な一年の皮切りになる」
主要データ
- 開催期間は2020年1月9日から22日まで。
- 15歳から18歳までのアスリート1880人が参加。
- 8競技16種目が実施され、81の金メダルを争う。
- 3000人以上のボランティアが大会運営をサポート。
2カ国3地域で開催
ブエノスアイレス2018とは違い、ローザンヌ2020の競技会場は複数都市に分散している。
ローザンヌではユースオリンピック選手村と表彰式会場が置かれる他、アイスホッケー、ショートトラックスピードスケート、フィギュアスケートといったアイススポーツを実施。
アルペンスキー、 スキーマウンテニアリング、フリースタイルスキー、スノーボードはボー州アルプス地域で、カーリングはシャンペリーで行われる。
ノルディックスキー競技はバレ・ド・ジューが会場となり、スキージャンプ、バイアスロン、ノルディックスキー・コンバインド は隣国フランスのレ・テュッフでそれぞれ行われる。
男女平等を徹底
ローザンヌ2020はブエノスアイレス2018に続き、男女平等を徹底した大会になる。
つまり、メダルを争う選手数は男女で同じ。女子選手の参加が増えたことにより、エキサイティングな新種目も加わっている(詳細は下記を参照)。
新種目とイノベーション
ローザンヌ2020実施競技で最も目を引く新種目といえば、スキーマウンテニアリングだろう。
スキーを履いて(角度によってはスキーを運んで)雪面を登り、滑り降りるこの競技は強靭な心肺機能が求められる。
その他にも、革新と男女平等を反映させたフレッシュな新種目が複数追加されている。
異なる国の選手とチームを組んで対戦するNOC混合3x3アイスホッケー、リュージュの女子2人乗り、女子ノルディックスキー・コンバインドなどだ。
IOCは次のような声明を発表している。「承認されたプログラムによって、冬季オリンピックで初めて完全な男女平等が実現する。女子の競技数と参加選手数は冬季ユースオリンピック史上最も多い」
受け継がれるレガシー
開催国スイスに大会終了後も確実に利益がもたらされるようにすることも、ローザンヌ2020大会計画の重要なポイントに挙げられる。
オリンピック選手村として建設されたボルテックスは、大会閉幕後に学生寮として再利用。
この新たな宿泊施設には、約1200人の大学生とゲストを収容することが可能だ。
さらにローザンヌ2020のレガシーは、スイスのフランス語圏で急務とされているスポーツインフラの整備を後押しすることになる。
会場のエスパース・マリーは、新たなオリンピックサイズのプール、9700人収容のスケートリンク、卓球やフェンシングの施設を含む複合スポーツセンターとして改修工事を実施。地元のアスリートは今後20年間、すべての設備を無料で利用できる。
さらにスポーツマネジメントトレーニングや、新たな地元向けのショートトラックスピードスケートプログラムも提供される予定だ。