サーフィンのルールを知って東京五輪を楽しもう!|大会形式や注目選手について解説

文: オリンピックチャンネル編集部
波に乗る前のポジション取りや駆け引きにも注目

Tokyo 2020(東京五輪)で新たに採用されたサーフィン競技は、千葉県一宮町の釣ヶ崎海岸サーフィンビーチで行われる。自然の海と向き合いテクニックを競うサーフィンのルールを紹介する。

五輪で実施されるサーフィンの楽しみ方

ルール

予選ラウンドは各ヒート(試合)を4~5選手で競い、本戦ラウンドでは2選手が1ヒートに臨み、勝者が次のラウンドに進む。1ヒートの競技時間は20〜30分程度で、選手は10本ほど波に乗り、最も得点が高い2本の合計点で争う。5人の審査員が基準に従って一つひとつのライディングを採点。技の積極性や難易度などが採点基準の要素となる。

大会形式

サーフィンの会場は千葉県の釣ヶ崎海岸サーフィンビーチ。競技が行われるのは4日間だが、開催日程は8日間に設定されている。波の状況を見ながら条件がそろった日に競技が開催される。

サーフボードには長さ9フィート(約274センチメートル)以上のロングボードや6フィート(約183センチメートル)前後のショートボードがあり、東京五輪のサーフィンはショートボードで競う。

楽しんで見るポイント

ダイナミックに勢いよく宙を舞う「エアリアル」、波の中をくぐり抜ける「チューブライド」はサーフィンの見どころだ。また、サーフィンは一つの波に一人しか乗れないルールがあるため、選手たちが波に乗る前のポジション取りや駆け引きも見逃せない。

注目選手

WSLチャンピオンシップツアー(CT)のランキング上位に名を連ねる選手に注目。男子はブラジル勢のイタロ・フェレイラやガブリエル・メディーナ、フィリペ・トレド、南アフリカのジョーディ・スミス、アメリカ勢のコロヘ・アンディーノやジョンジョン・フローレンス、ケリー・スレーター、日本の五十嵐カノアらに期待が集まる。

女子はアメリカ勢のカリッサ・ムーアやキャロライン・マークス、レイキー・ピーターソン、コートニー・コンローグ、マリア・マニュエル、オーストラリア勢のステファニー・ギルモアやサリー・フィッツギボンズ、ニッキ・ヴァン・ダイク、ブラジルのタティアナ・ウェストン・ウェブらに注目。

日本代表内定選手

男子

五十嵐カノア(いがらしかのあ)

180cm、78kg。日本人の両親のもとアメリカで生まれ、3歳からサーフィンを始める。2019年にインドネシア・バリ島で行われたCT第3戦で日本選手として初優勝。CT上位選手枠で五輪代表に内定した。

村上 舜(むらかみしゅん)

165cm、65kg。神奈川県出身。7歳でサーフィンを始め、高校1年で日本選手権優勝。2018年世界選手権で日本の団体初優勝に貢献。2019年ジャパンオープンで優勝し、同年9月の世界選手権でアジア勢1位となり五輪代表に内定。

女子

松田詩野(まつだしの)

158cm、48kg。両親の影響で6歳からサーフィンを始める。中学生で全日本選手権優勝。2019年ジャパンオープンで優勝し、同年9月の世界選手権でアジア勢1位となり五輪代表に内定した。