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北京2022
会場

2022年2月4日、オリンピック聖火が聖火台に点火されると、北京冬季オリンピックがいよいよ開幕する。この大会では、新たに建設される施設と既存の施設を利用して競技が行われる。

北京は、夏季と冬季のオリンピックを開催する最初の都市という唯一無二の立場にある。北京オリンピック組織委員会(BOCOG)は持続可能性に配慮した計画の一環として、2008年夏季オリンピックで使用された複数の会場を2022年冬季オリンピックでも活用する。

北京2022の会場は、北京、延慶、張家口という3ゾーンに分けられている。北京2022の各競技会場と、選手たちが滞在する選手村について詳しく見ていこう。

北京ゾーン

北京の中心部に位置するこのゾーンでは、主に冬季オリンピックの氷上競技や開会式・閉会式が行われる。

国家体育場

2008年に北京オリンピック開会式が行われた国家体育場=北京2008
2008年に北京オリンピック開会式が行われた国家体育場=北京2008
  • イベント/競技: 開会式・閉会式
  • 北京2008レガシー会場

そのユニークなデザインから “鳥の巣” とも呼ばれるこの象徴的なスタジアムでは、2008年の夏季オリンピックで開会式と閉会式が行われたほか、陸上競技と男子サッカーの決勝戦が行われた。

2022年の冬季オリンピックでは、同会場でのスポーツ競技は行われないが、“鳥の巣” は再び開会式と閉会式の会場となる。

国家水泳センター

  • イベント/競技:カーリング、[冬季パラリンピック]車いすカーリング
  • 北京2008レガシー会場

2008年大会で使用され、2022年大会で再利用されるもうひとつの象徴的な会場といえば、国家水泳センター。2008年では、水泳、飛込、シンクロナイズドスイミング(アーティスティックスイミング)が行われ、その箱のようなデザインと相まって “ウォーターキューブ” と呼ばれていた。

今回の冬季オリンピックでは、カーリング競技の舞台となるため、ウォーターキューブは “アイスキューブ” に生まれ変わる。

2022年大会以降も、この多目的会場は冬季と夏季の両方のスポーツに使用され、季節の変化に応じて切り替えられる。

国家体育館

国家体育館、北京
国家体育館、北京
  • イベント/競技:アイスホッケー、[冬季パラリンピック]パラアイスホッケー
  • 北京2008レガシー会場

中国の伝統的な扇子に似たデザインから “ファン(扇子)” の愛称で親しまれている国家体育館は、2008年夏季オリンピックのために建設され、新体操、トランポリン、ハンドボールの会場として使用された。

2015年には女子アイスホッケー世界選手権が催され、2022年のオリンピックではアイスホッケー競技の開催を五棵松体育館とともに実施する。

五棵松体育館

  • イベント/競技:アイスホッケー
  • 北京2008レガシー会場

五棵松体育館は、2008年のオリンピックでバスケットボールのトーナメントが行われた後、多目的アリーナとして使用されてきた。収容人数18,000人のこの施設は、国家体育館とともに、2022年冬季オリンピックのアイスホッケーのメイン屋内会場として使用される。

国家速滑館

国家速滑館、北京
国家速滑館、北京
  • イベント/競技:スピードスケート

北京オリンピックグリーン(2008年夏季オリンピックのために建設されたオリンピックパークの名称)に造られた国家速滑館は、冬季オリンピック向けに同パーク内に唯一新設された会場。この施設は、2008年夏季オリンピックで、フィールドホッケー競技に使用されたオリンピック・グリーン・ホッケー・フィールドと、アーチェリー競技に使用されたオリンピック・グリーン・アーチェリー・フィールドの跡地に建設された。

“アイスリボン” というニックネームが名付けられた国家速滑館は、2022年の北京大会でスピードスケート競技の会場となる。

首都体育館

  • イベント/競技:ショートトラック、フィギュアスケート
  • 北京2008レガシー会場

2008年夏季オリンピックでバレーボールの会場と使用され、2022年冬季オリンピックではフィギュアスケートとショートトラックの競技が行われる首都体育館。

1968年に建設されたこのアリーナでは、1971年にピンポン外交の一環として行われた中国とアメリカの卓球の試合や、2004年に中国で初めて開催されたNBAの試合など、重要なスポーツイベントがいくつも行われてきた。

ビッグエア首鋼

ライトアップされたビッグエア首鋼 (Photo by Lintao Zhang/Getty Images)
ライトアップされたビッグエア首鋼 (Photo by Lintao Zhang/Getty Images)
  • イベント/競技:フリースタイルスキー・ビッグエア、スノーボード・ビッグエア

おそらく、北京2022で最もユニークな会場が、このビッグエア首鋼で、4基の工業用冷却塔を背景に、かつての製鉄所の跡地に建設された。

ビッグエアの常設会場としては世界初であり、2022大会ではフリースタイルスキーとスノーボードのビッグエア競技が行われる。冬季オリンピック後は、様々なスポーツ競技や選手のトレーニングのほか、文化的なイベントや市民イベントにも利用される予定。

北京冬季オリンピック選手村

北京ゾーン選手村
北京ゾーン選手村

北京ゾーンの選手村は、2021年6月までに完成する予定で、主に北京2022の氷上競技に出場する選手が滞在する。村内の施設には、冬季オリンピックに参加する選手や関係者のための2,300ものベッドが設置される。

冬季オリンピックとパラリンピック終了後には、健康と英知をテーマにした選手村は、公共住宅として賃貸される予定。

延慶ゾーン

北京の中心から北西75kmに位置する延慶は、温泉や国立公園、スキーリゾート、万里の長城の八達嶺などがある、首都郊外の山間部。延慶ゾーンのオリンピック会場では、アルペンスキーのほか、ボブスレー、リュージュ、スケルトンなどのそり競技が行われる。

国家スライディングセンター

  • イベント/競技:ボブスレー、スケルトン、リュージュ

延慶ゾーンにある国家スライディングセンターは、中国では初、アジアでは3番目のスライディングトラックで、2,000席と立見用の8,000席が用意されている。

冬季オリンピック終了後は、国際大会の開催や、中国ナショナルチームのトレーニング場所として使用される予定。

国家アルペンスキーセンター

北京2022国家アルペンスキーセンター (Photo by: Kevin Frayer/Getty Images).
北京2022国家アルペンスキーセンター (Photo by: Kevin Frayer/Getty Images).
  • イベント/競技:アルペンスキー、[冬季パラリンピック]アルペンスキー

国家アルペンスキーセンターは、延慶ゾーン北西部の小海陀山岳地帯に位置し、7つのコースで構成されている。最大の垂直落下距離は900メートルに達する。

会場の収容人数は観客席5,000人、立見席3,500人。冬季オリンピック後は国際大会や選手のトレーニングに使用される予定。

延慶冬季オリンピック選手村

延慶ゾーン選手村
延慶ゾーン選手村

延慶冬季オリンピック選手村は、中国北部の山村の文化的特徴に沿って設計されており、中国文化と環境保護の特徴だけでなく、アスリート中心のデザインコンセプトを強調している。冬季オリンピックとパラリンピックの期間中、1,430名の選手とチーム関係者が滞在する。

張家口ゾーン

張家口は、北京より北西約180kmに位置し、中国でスキー愛好家に人気の場所だ。新たに建設された北京 - 張家口の都市間鉄道により、冬季オリンピックの会場3ゾーンをわずか1時間で移動することができる。張家口ゾーンでは、フリースタイル、クロスカントリー、ジャンプ、ノルディックコンバインドを含むスキーとスノーボード競技の大半と、バイアスロンが行われる。

国家バイアスロンセンター

  • イベント/競技:バイアスロン、[冬季パラリンピック]バイアスロン、クロスカントリースキー

中国北部の河北省張家口市にある国家バイアスロンセンターでは、バイアスロン競技が開催される。

北京2022後は、中国ナショナルチームのトレーニングや観光リゾートとして利用される。

国家スキージャンプセンター

  • イベント/競技:スキージャンプ、ノルディック複合(ジャンプ)

国家スキージャンプセンターは、北京2022のスキージャンプとノルディック複合のジャンプの舞台となる。

スキージャンプの建築デザインは、中国のお守りである伝統的な如意棒に似ていることから “雪如意” という愛称で呼ばれている。

雪如意は、北京2022後、中国ナショナルチームのトレーニングや観光リゾートとして利用される。

国家クロスカントリーセンター

  • イベント/競技:クロスカントリースキー、ノルディック複合(クロスカントリー)

新設された国家クロスカントリーセンターでは、北京2022のスキー競技クロスカントリーとノルディック複合のクロスカントリーが行われる。

大会終了後は、キャンプやスポーツ、イベントを開催するための公園エリアや屋外アイスセンターに生まれ変わる予定。

雲頂スノーパーク

  • イベント/競技:フリースタイルスキー、スノーボード、[冬季パラリンピック]スノーボード

雲頂スノーパークは既存のスキーリゾートであり、北京2022ではフリースタイルスキーとスノーボードの会場となる。大会で使用される施設は仮設であり、大会後は所有者に引き渡される。

パーク内には、フリースタイルスキー用のパークAと、スノーボード用のパークBの2つの会場があり、それぞれ7,500人の観客を収容できる。

張家口冬季オリンピック選手村

張家口ゾーンの選手村には、冬季オリンピックとパラリンピック期間中、2,640人の選手とチーム関係者が滞在する。大会終了後は、ビジネスエリアとして生まれ変わる。

今後の大会