イエー・プル・ビエル

プルは戦争から逃れるため、親族とともに南スーダンのナシールから逃げてきた。2005年にカクマ難民キャンプに到着。両親はナシールに残るも、彼が南スーダンに戻ることはなかった。2015年、テグラ・ロルーペ財団がカクマで陸上競技のトライアルを開催していることを耳にした彼は、参加し、有望な結果を示し、財団のメンバーに選ばれた。

以来、財団でトレーニングを続け、IOC難民選手団の一員としてリオ2016のメンバーに選出された。現在はアメリカに在住しており、練習拠点のアイオワセントラルコミュニティカレッジを卒業。現在はドレイク大学の学生アスリートとして活動している。

東京2020にも、IOC難民選手団として出場した。

また、オリンピック難民財団の理事、UNHCR親善大使も務めている。そして2022年、IOC委員に選出された。