東京2020に出場するクライマーの多くがそうであるように、カナダ生まれのショーン・マッコールも、オリンピック選手になることを夢見てきた。
スポーツクライミングがオリンピック種目に採用されたことは、33歳のショーン・マッコールにとってとりわけ特別な出来事だった。彼は、競技者の年齢層が若いスポーツクライミングを、東京での実施種目にすべくIOCに何度もプレゼンテーションを行っていたからだ。それがようやく実を結んだ。
マッコールは19歳からプロのクライマーとして活躍し、その間にはブリティッシュ・コロンビア工科大学でディプロマを取得している。しかしクライミングに復帰すると、彼は自分の居場所はクライミングにあることを実感した。そして、リードやボルダリングで、ワールドカップで30個以上のメダルを獲得してきた。
チーム・カナダによると、マッコールは国際スポーツクライミング連盟(IFSC)の歴史の中で、ワールドカップの同大会でクライミングの3つの種目で8位以内に入賞した唯一の選手だという。IFSC世界選手権では、過去8回の出場で4つの世界タイトルを獲得し、直近では2016年に優勝している。
3つの種目で力を発揮しているマッコールは、そのユニークな経験とともにオリンピックに臨む。多くのクライマーは少なくとも1つの種目に秀でているが、オリンピックではリード、ボルダリング、スピードの3つの種目をこなすことが求められる。
「オリンピックに出場するクライマーのほとんどは、2つの種目に強いと思う」とマッコールは言う。「自分はリードもボルダリングも得意だし、スピードも向上している」と彼はチーム・カナダに語った
『アメリカン・ニンジャ・ウォリアー』の複数のエピソードに登場しているバンクーバー出身のマッコールの存在を知らなかったとしても、金メダル候補の一人として今大会に臨む彼を、世界は知ることになるだろう。
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