ナサニエル・コールマンにとって、プロクライマーになることは夢のキャリアだった。
ユタ州出身のコールマンは、2019年にトゥールーズで開催された予選で、スポーツクライミングでオリンピック出場権を獲得したアメリカ人男子選手第1号となった。
少年時代のコールマンは、フットボールからサッカー、さらにはフォースクエアまで、ありとあらゆるスポーツに手を染めた。しかし9歳でクライミングに出会うと、11歳には完全にクライミングに集中するようになった。
14歳のときに開催されたユース・ボルダリング選手権で4位に入賞するなど、その実力は若い頃から発揮されていたが、それ以降もコールマンは着々と力をつけていった。2012年から2016年にかけては、全米クライミング・ユース・ボルダリング選手権のグループステージで優勝している。
『Gym Climber』によると、現在24歳の彼はチームメイトから「ザ・キャプテン」と呼ばれ、そのニックネームは2015年から定着しているのだという。
その年にトロントで開催されたワールドカップでは、この無名の18歳の選手が、ヤン・ホイヤーやアダム・オンドラと互角に渡り合い、クライミング界にその存在をアピールすることになった。
コールマンは現在、オリンピックデビューに向けて集中している。リード、ボルダリング、スピードの複合種目で、再び強豪たちと競り合うためだ。
オリンピック出場は、彼自身にとっても信じられないものだったという。コールマンは、自分が出場できないシナリオも想定していたことを認めている。
「そんなことにはならないと心のどこかでは思っていたけれど、別の部分では信じられない気持ちもあった」と『Gym Climber』に語っている。
コールマンは1年間大学に通ったが、中退してフルタイムでクライミングに取り組むことを決意した。今、彼は最大の舞台であるオリンピックで、自分の夢を実現しようとしている。.
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