ブラジルのレティシア・ブフォーニは、10歳の頃からスケートボードを始め、2021年に開催される東京2020を目前に控えた今、大会での活躍が期待されている世界のトップ選手の一人。
サンパウロで育ったブフォーニは、友人がスケートをしているのを見て、お願いしてボードを借りて一緒に滑るようになった。それ以来、彼女は過去を振り返ることはない。
始めた頃は、楽しいことばかりではなかった。友人たちはやがてこのスポーツに飽きてしまい、彼女は一人でトレーニングをしていた。また、娘にスケートを止めさせようと、父親が最初のボードをノコギリで真っ二つにしてしまったのだ。
「私がスケートボードを始めたとき、父はまったくスケートボードを好きではありませんでした」とブフォーニは当時を振り返った。
しかし、2007年、娘がまだ14歳のときに開催されたX Gamesには父も同行した。「私にとって初のコンテストに出場した後、彼はスケートボードが大好きになってくれました」
父親の心をつかんだブフォーニは、スケートボードの世界だけでなく、クロスオーバーな知名度を誇るようになり、女性のためのスケートボードを変える活動を開始。
「以前は、スケート? と見られていました」とブフォーニは振り返る。「女子のレベルがここまで急速に成長したことは非常に素晴らしいことです」
2005年、女性スケーターたちは、給与や賞金の不平等を理由に、スポーツ界で最も権威のあるイベントのひとつとされるX Gamesをボイコットした。
この戦いは2008年に勝利し、ブフォーニの故郷であるブラジルでも人気が爆発。
ブフォーニは、X Gamesで金メダルを5個、その他にもメダルを6個、2015年の世界チャンピオン、世界選手権で銀メダルを3個獲得するなど、素晴らしいキャリアを送っている。また、女性スケーターとして初めてNike Skateboardingと契約。
オリンピックのメダルは、その輝かしいキャリアをさらに彩るものになる。
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