1993年生まれのジョアン・ディフェイが今日、サーフィンをしているのは、父親のおかげだ。
波を捕まえるのが好きな父親は、自分の娘にも海に入ってほしいと考えていた。初めは娘が嫌がっていたため、8歳になるまで辛抱強く待ち、再度挑戦したところ喜んでくれた。
10歳から競技を始めたディフェイにとって、状況は急速に変化していった。レユニオン島の大会を卒業したディフェイは、ライバルたちが何をやっているのかを探るためにフランスに帰国。14歳の時、ディフェイは他の選手を押しのけ、フランスの代表チームに選ばれた。その1年後には、当時の最年少で初のジュニア欧州チャンピオンに輝き、初の世界選手権にも出場。
ディフェイのワールド・サーフ・リーグ(WSL)のチャンピオンシップ・ツアー(CT)への道のりには、苦難がつきまとった。レギュラースタンスの彼女がクォリファイング・シリーズを通過しようとしていた頃、スポンサーが離れ、このまま競技を続けられるかどうか不安に苛まれた。だが、両親と同じフランス人サーファーのジェレミー・フローレスに支えられ、ディフェイは予選突破から3年後の2014年にようやくエリートリーグに進出した。
これまでのところ、世界選手権のタイトルは取れていないが、彼女が安定感に欠けているからではない。ディフェイはCTで4回優勝しており、2018年と2016年の終わりには総合5位以内に入賞している。
フランスにとって幸運なことに、著名なバックハンド・サーファーは現在、2021年のCTでキャリアイヤーを迎えている。オーストラリアでの4大会では、3大会で準々決勝に進出し、準優勝を果たした。6月末に開催されたジープ・サーフ・ランチ・プロで優勝し、ツアーランキング2位に浮上。今、ピークを迎えているということは、2021年の東京2020が、これ以上ないタイミングで開催されると言える。今夏の大会でサーフィンがデビューを果たす時、ディフェイは間違いなく注目されるだろう。
Athlete Olympic Results Content
You may like