スロベニア出身のヤンヤ・ガンブレットは、22歳という若さですでに多くの成功を収めている。
幼い頃からクライミングに興味を持っていた彼女は、8歳の時に初めて国内大会に出場。子供の頃から庭の木やドアの枠をよじ登っているのを見て、両親が彼女にインドアクライミングを勧めたのだった。
CNNによれば、彼女のキャリアは最初から順風満帆だったわけではなかったという。実際、子供の頃に出場した大会では常に最下位だったが、クライミングが好きでたまらなかった彼女は、順位など気にならなかった。しかし年齢を重ねるにつれ、またクライミングが上達するにつれ、彼女の名前は知られるところとなり、いまや東京大会で注目される存在となっている。
キャリア初のメジャー大会出場は、14歳だった2013年。ボルダリングの欧州ユース選手権で優勝をおさめた。
2016年以降、彼女は世界選手権で6つの金メダルを獲得し、リード、ボルダリング、複合の各種目で少なくとも1回は優勝、そして2019年の選手権では全種目で金メダルを独占した。
ガンブレットは同年、ボルダリングワールドカップのシーズン全大会に優勝した初のアスリートとして歴史に名を刻んだ(78のプロブレムのうち74を制覇)。また、2017年のワールドゲームズでも銀メダルを獲得し、ヨーロッパ選手権ではこれまでリード、ボルダリング、複合で銀メダル2つと金メダルを手にしている。
スポーツクライミングで圧倒的な存在感を示した功績により、2018年にはスロベニアの「年間最優秀女性スポーツ選手賞」、同年にはワールドゲームズ協会から「月間アスリート賞」に選出されたが、いずれも当時19歳という若さでの受賞だった。
国際大会でライバルを圧倒したガンブレットは、2021年に行われた東京2020オリンピックで優勝。スポーツクライミングのオリンピック初代金メダリストとなった。
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