エルドリック・セラ

ベネズエラのカラカスで生まれたエルドリックは、両親、兄、妹と23 de Eneroという人気地区に住んでいた。学校は卒業したが、ボクシングに専念するために大学進学を断念し、その結果、ナショナルチーム入りを果たす。勉学を続けなかったとはいえ、彼は知識を得ることに情熱を持ち、常に学び続けようとする人間だ。

ベネズエラでの家族との生活の不安、暴力の増加、人道的危機などから、彼はガールフレンドと一緒に国を離れ、より安全な場所である場所に移住。最初はトリニダード・トバゴ、そしてウルグアイに住むこととした。現在は、コーチである父親も加わり、オリンピックでメダル獲得という夢の実現に向けて、全力でトレーニングに励んだ。

そしてエルドリックは、東京2020にIOC難民選手団の一員として出場した。