キャロライン・マークスは、19歳という若さながら、ワールド・サーフィン・リーグ(WSL)のランキングで、自身がヒーローと呼ぶカリッサ・ムーアに5位差の6位につけている。
6人兄弟の3番目として生まれた彼女にとって、幼い頃からスポーツは生活の中心にあった。WSLによると、家の裏庭にはモトクロスのトラックや、ハーフパイプ、そして通りの向こう側にはサーフブレイクがあり、それが彼女のスポーツへの情熱に火をつけたという。
フロリダ育ちの彼女は、メルボルン・ビーチの波打ち際でスキルを磨いた。その結果、史上最年少の15歳で女子チャンピオンシップツアーの出場権を獲得。そのデビュー戦で、彼女はルーキー・オブ・ザ・イヤーを獲得し、世界ランキング7位となった。
2019年のチャンピオンシップ・ツアーのオープニング・イベントでは期待どおりのパフォーマンスを披露。7度世界チャンピオンに輝いたステファニー・ギルモアと、当時で3度世界チャンピオンになっていたカリッサ・ムーアを破り、ブーストモバイルプロ・ゴールドコーストでツアー初優勝を果たした。
この初優勝に続き、チームUSAの「ベスト・オブ・エイプリル」賞を受賞するという、これまでどのサーファーも経験したことのない快挙をなしとげた。アメリカ代表チームのヘッドコーチであるクリス・ストーンによると、「マークスは12歳の時から世界チャンピオンになることが明らかだった稀有なアスリートの一人であり、それは”もしも"ではなく "いつ “という問題でしかなかった」という。
世界各地でその爆発的なアタックを披露してきた彼女は、今、オリンピックに意識を集中している。WSLチャンピオンシップ・ツアーでは、アメリカ代表のチームメイトであるムーアに次ぐ2位で東京行きの切符を手に入れた。
13歳でプロに転向した際にはホームスクーリングに切り替えなければならなかったが、オリンピックデビューを目前にして夢の生活を送っている彼女は、「まさに自分がいるべき場所にいる」と感じている。
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