自転車ロードレース

自転車競技で3度オリンピックに出場しているアシュリー・ムールマン・パシオは、ロードサイクリストのエリート選手になるために何が必要なのかを知っている。
それだけではない。南アフリカ出身の彼女は、eスポーツのトッププレーヤーになるために何が必要かも知っている。ムールマンは2020年にZwift（ズイフト）上で開催された第1回UCIサイクリングeスポーツ世界選手権の初代王者となったのだ。
サイクリング界において室内サイクルトレーナーは決して新しいものではないが、長い間その世界と競技の世界を結びつけるものは何もなかった。だが、それは世界がコロナ禍に見舞われる前までの話だ。世界の多くの人々が屋内外で何らかのスポーツをするようになると、自転車競技の国際競技団体であるUCI（国際自転車競技連合）は、サイクリングeスポーツ世界選手権を創設した。
Zwiftのプラットフォームを通じたサイクリングeスポーツは、オリンピック・バーチャル・シリーズ2021で実施され、このシリーズは24時間グループライドで盛り上がりが最高潮に達した。そして今、このバーチャルスポーツは、第1回オリンピックeスポーツシリーズ（OES）2023で復活を遂げ、6月22日〜25日にはその決勝戦としてシンガポールでオリンピックeスポーツファイナルズ2023が行われる。
オリンピックeスポーツシリーズの開幕に向けて事前に行われたインタビューで、37歳のアシュリー・ムールマン・パシオは「このような状況が続いていることは、本当に素晴らしいことです」と喜びを語り、「働いている人や忙しい生活を送っている人でも、家に帰って着替えて、Zwiftでとても効果的な運動ができるし、Zwiftでレースもできるんです」と続けた。

Ashleigh MOOLMAN-PASIO

オリンピック eスポーツシリーズ | ファイナルズ | 自転車 x Zwift

OYAMA, JAPAN - JULY 25: (L-R) Ashleigh Moolman-Pasio of Team South Africa & Katarzyna Niewiadoma of Team Poland leads the peloton  during the Women's road race on day two of the Tokyo 2020 Olympic Games at Fuji International Speedway on July 25, 2021 in Oyama, Shizuoka, Japan. (Photo by Michael Steele/Getty Images)

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eスポーツの魅力をアシュリー・ムールマンが語る「サイクリングが世界に広がる」

COVID-19の世界的流行を経て、今後もインドアサイクリングが存在感を増すと考えているフレフ・ファン・アベルマート。バーチャル版ツール・デ・フランドルを制した五輪王者は、パンデミックが大会にどんな影響を与えたと考えているのだろうか。一方、オリンピック2大会に出場したアシュリー・ムールマン・パシオは、女子サイクリング界が受けた予期せぬ恩恵を解説。著名技術者のウィム・スウェルデンスは、屋内が屋外の代わりにならない理由を話してくれた。

Ashleigh MOOLMAN-PASIO

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ポッドキャスト：ファン・アベルマート、ムールマン・パシオ、サイクリングの未来

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